2018年09月04日

最近読んだ本

伊勢湾台風と似たルートを辿った台風21号については、自分の住んでいる地域は特に伊勢湾台風で甚大な被害を受けたので心配で、前もって仕事は午後は休みにして備えていたけど、風のゴーゴーという響きを聞きながらすごしていたらいつのまにか風も穏やかになってきた。

最近読んだ本

奇跡の脳

脳科学者である著者自身が脳動脈奇形からの脳出血により脳に重大な損傷を負う。その疾患になった瞬間からどのような症状があり、それはどのような脳の部位の損傷がその症状を来しているのかを脳科学者の視点で分かりやすく解説している。

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著者(ジル)は左脳の言語をつかさどる部分に多く損傷を受けた。そのため、字を見ても「何かの形」としてしかとらえることが出来ないし、やるべきことを順序立てて行うこともできない状態になってしまった。日頃なんとも思わない「考えること」は、「覚えること」「それを思い出すこと」「見ること、聞くこと、感じること」が脳のいろいろな神経のネットワークを通じ記憶領域フォルダーからいろいろなファイルを引っ張り出して組み合わせることから始まる。それらは主に左の脳の仕事なのだけど、その後ろには感動や気持ちよさなど現代人が生きていく上ではあまり必要でないかもしれないけど、実は重要な右脳の包容力が必要なのである。
言葉を理解できない状態になっても、右脳はしっかりしていて、応対する人の雰囲気から気持ちをくみ取り、それが支えになったという。この雰囲気(?)を、本ではエネルギーと表現していた。例えば脳梗塞後の人を介護する場合、言葉が分からないといって大きな声で耳元で「口をあけて」などの指示をすると、非常に不快な気持になることもある。脳に障害を受けた著者だからこそ、そんな患者の気持ちを理解して読者に伝えることができた。楽しんで勉強できた本でした。
















posted by ashuken at 23:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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