2018年07月31日

田園発港行き自転車(上下)宮本 輝 著



キンドルで購入。本屋さんだと立ち読みで中身をチラチラ見ながら買う本を決めるのだけど、電子書籍ってなかなかそういうわけにはいかない。膨大な量の中から何を選ぶのか迷った。ただ、一度読んで面白ければ、その筆者さんの書いた違う本や類似した内容の本をソフトが勝手に選んだりしてくれ、選ばれた本が面白ければ、またその本をルートにしてソフトが次の本を選ぶ流れができるのだろう。
今回選んだこの本は、題名が面白かったのと、内容が黒部とか、自転車とかいう自分の興味のあるものだったからだ。



最初は全然関係がないと思われていた人々が、ある過去の出来事を通じて、彼ら、彼女らの構成する家族や仕事のつながりを通じて、東京と黒部と京都の3つの場所を行き来し、次第に満潮、干潮でできる渦が中心に巻かれていくように混ざり合っていく様に読んでいる自分も引き込まれていった。

1人称が章ごとに違っていることがあるので、とっつきにくいのだけど、小説にこんな手法もあるのだと思った。新聞に連載されたものという。連載された小説は、筆者の思いと、編集者との打ち合わせや紙面の限られた枚数の都合で間延びしたものになるのだろうか。小説の書かれる背景にも思いを馳せた。

この小説に描写された富山から黒部の平野に輝く緑の田園地帯を見たくなってストリートビューを何回も見て、実際に現地に旅行してたのだけど、そんな気持ちにさせるのも小説家の腕によるものなんだろうな。
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2018年07月17日

黒部へ

連休は富山方面に旅行へ
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GWに能登半島を訪れて以来、日本海側の地理に興味がわいてきた。まずは五箇山に向かう。
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白川郷と違ってこじんまりとした感じの集落だ。観光客もそれほど多くない。茅葺の家や田んぼなど、きれいに世話がされている。
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で、なんとなくネットで拾った場所に。内川という小さな港町に行ってみた。
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運河を渡る木造の橋
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民家を改造した喫茶店でくつろぐ
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駐車場が少ないので1kmばかり離れた堤防沿いに駐車して、車載のチャリにのって運河沿いをブラブラした。しかし暑い。。
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その後富山湾沿いに一般道をドライブして、キャンプ場
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午後の強い日差しでムシムシだ。30℃は軽くオーバーしてるだろうな。夜寝られるだろうか
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夕食は車で入善の街に行って居酒屋で食す。キャンプの醍醐味は野外で食べるBBQなんだろうけど、あんまり食べることには興味がないな。
汗を沢山かいたあとのビールはうまかった。もちろん帰りの運転は同行者にしてもらう。多少涼しくなったのですぐにテントに入って寝てしまった。翌朝は5時前に起きて
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朝の涼しいうちに黒部市方面にサイクリングがてらマックで朝食
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10kmほどでマクドナルドに到着。この辺りはサイクリングに適した広めの道で快適だった。
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黒部の平野には田園が広がっているけど、よく見ると、数十メートルごとに50cmくらいの段差がある。
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その脇の水路には北アルプスから黒部川に流れ落ちた大量の水が流れている。この段々が山のふもとまで続いているのは絶景だ。
大きな棚田が広がっていると考えてもいいだろう。
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古い民家には周りを大きな木で囲われたものがある。冬の季節風から家を守るために植えられたものか。
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はやばやとテントを撤収して、宇奈月温泉にドライブ。その途中で赤い橋がある。実は今読んでいる小説にこの橋が何回も登場するので、ここを訪れるのがこの旅の一つの目的だった。
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黒部川の上流から来る流れは、この橋の地点で山と山に挟まれて集められる。そして、下流に勢いよく放出される。この水が黒部の平野をうるおしている。でも、急流で、水温が低くて米の栽培に適したものではなく、流水客土という方法がとりいれられてから安定した収穫をようやく得ることができるようになったということだ。
日本海側を旅して、日本の裏側から見た太平洋側はどうなんだろうかと思う。数十年前までは、山脈に分断された地域だったけど、この頃は、新幹線や高速道路などの交通が発達しそれに伴い観光が盛んになり街も整備されて、見間違うほどの変化を遂げているのだろう。これからも日本海側のいろいろな場所にいろいろな季節に訪れてみたい。
posted by ashuken at 22:43| Comment(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする