2015年07月08日

官僚たちの夏


あるブログで紹介されていて、アマゾンからキンドルで購入して読んでみた。こんな風にネット経由でキンドルで購入というパターンが最近増えている。音楽も気に入った曲の歌手や題名、歌詞の一部からネット検索→ダウンロードというパターンでスマホに入れてしまうことがちょくちょくある。小売店のヒトに申し訳ない。

さて、この小説のことだけど、昭和30年代の省庁に勤務する高級官僚達の仕事ぶりが、まざまざと描かれている。志を高く持って官僚になり、ボロボロになるまで働くキャリアの人々だけど、次官になるのはその中でも限られた人材で、実力はもちろん、人脈や運にも左右される。

また、その省のトップである大臣、さらにその上の総理大臣との関係性にも触れられていて、作者ならではの現実に沿った描かれ方はさすがだった。

その中で、大臣に仕える秘書官の仕事は、「無定量・無制限に働け」ということだ、と書いてあった。また、ある官僚は、大事な法律の作成のため、夜昼なく働き、親の死に目にも会えなかったという。

こんなエピソードが繰り返されて、日本の繁栄がもたらされたということだろう。自分の仕事に省みれば、大学卒業後は、研修のために、2年ほどは、盆暮れなく働いたものだけど、30代になって落ち着いてきた。

それぞれの分野でも組織を維持して大きくする、または新しいものを取り入れるのに、人と人との関係がまず第一であり、人事を考えることが重要なのだ。でも、現実には主人公の思ったようにはならない。

これは、組織の中での自分にも関係するような小説なので、そのまま仕事をしているような気分になり、気休めにはならなかったなあ。。
posted by ashuken at 23:14| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする